パッケージ
プラグマタ公式サイトへ
準備中
準備中
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名

LINEで4Gamerアカウントを登録
[インタビュー]「プラグマタ」の体験版は最もユニークなポイントを楽しめるものに。Switch2版は開発も驚くほどのクオリティを実現
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2025/12/16 17:00

インタビュー

[インタビュー]「プラグマタ」の体験版は最もユニークなポイントを楽しめるものに。Switch2版は開発も驚くほどのクオリティを実現

 ゲームイベント「The Game Awards 2025」で,カプコンの新作アクション「プラグマタ」PC / Switch2 / PS5 / Xbox Series X|S)の発売日が2026年4月24日と発表された。あわせて最新トレイラーも公開され,Nintendo Switch 2版の開発とamiiboも発表。さらにSteam版の体験版が配信され,各種特典についてもアナウンスされるなど活発な動きを見せている。

画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / [インタビュー]「プラグマタ」の体験版は最もユニークなポイントを楽しめるものに。Switch2版は開発も驚くほどのクオリティを実現

 これらのアナウンス後,プロデューサーの大山直人氏とディレクターである趙 容煕氏への合同インタビューが実施されたので,その模様をお届けする。

画像ギャラリー No.003のサムネイル画像 / [インタビュー]「プラグマタ」の体験版は最もユニークなポイントを楽しめるものに。Switch2版は開発も驚くほどのクオリティを実現
プロデューサーの大山直人氏
画像ギャラリー No.004のサムネイル画像 / [インタビュー]「プラグマタ」の体験版は最もユニークなポイントを楽しめるものに。Switch2版は開発も驚くほどのクオリティを実現
ディレクターの趙 容煕氏


「プラグマタ」は最適化を最優先し,安定した動作を実現


――Steamで体験版が配信されましたが,概要や見どころを教えてください。

大山直人氏(以下,大山氏):
 東京ゲームショウなどで公開したものとは違うバージョンでして,本編の一部を遊んでいただくのではなく,本編と切り離されたものになります。2周目以降も楽しめるものになっていますので,本作の最もユニークなポイントであるハッキングとシューティングを体験してみてください。ディアナに注目されている方にご満足いただけるような遊びの要素も入れてあります。

画像ギャラリー No.005のサムネイル画像 / [インタビュー]「プラグマタ」の体験版は最もユニークなポイントを楽しめるものに。Switch2版は開発も驚くほどのクオリティを実現

――Switch2版はマウスやタッチ操作に対応していますか?

大山氏:
 それらの操作は未対応となります。

――Switch2版のamiiboを使うとどんなことが起きますか?

大山氏:
 ステージ内で読み込むことで,そのステージでドロップする武器や回復,ハッキング時に特殊な効果を発揮する「ハッキングノード」が出ます。拠点である「シェルター」に帰るともう一度使うことが可能です。ちょっと進めやすくするおまけ要素ですね。

画像ギャラリー No.006のサムネイル画像 / [インタビュー]「プラグマタ」の体験版は最もユニークなポイントを楽しめるものに。Switch2版は開発も驚くほどのクオリティを実現

――ディアナのamiiboは可愛らしいポーズをしていますが,このポーズはどういったシーンのポーズなのでしょう?

趙氏:
 ポーズについては私が決めました。イメージとしては,ディアナがお花畑で「ルンルン」しているところを,ヒューが見ているという感じです。

大山氏:
 トレイラーに出てきたホログラムの海の波打ち際やお花畑のように,足元に「いいもの」があるところでバランスを取りつつ戯れている感じですね。

――Switch2への対応はどれくらいの時期から始まっていたのでしょう。また,Switch2版の解像度やフレームレートについて,現時点で話せる範囲で教えてください。

趙 容煕氏(以下,趙氏):
 正確な時期についてはお話しできません。「プラグマタ」についてはPS5を基準に開発しています。後日,Switch2を含めて家庭用ゲーム機版の体験版の配信も予定していますので,続報をお待ちいただければと思います。

――体験版については,どのようなフィードバックを期待されていますか?

大山氏:
 体験版の配信後は,皆さんのお声を随時チェックしているような状況になります。Steam版が先行したのは,PCの環境が千差万別だからです。マウスとキーボードを使った操作についても初めて触っていただくことになるので,PCならではの手触りも楽しんでいただきたいです。

――今回の体験版は,どのような人に向けたものでしょう。

大山氏:
 「プラグマタ」はハッキング&アクションというゲーム性が新しいので,新しいもの好きの方に触っていただきたいですね。実際にプレイしてみないとイメージしにくいので,興味はあるんだけれど様子見していた……という方はぜひ体験版をインストールしてほしいです。

趙氏:
 SFやバディものが好きな方にもおすすめしたいです。

大山氏:
 あとはキャラクターに興味がある方も十分に楽しんでいただけます。

趙氏:
 ディアナに関しては,周りのスタッフたちの熱量も高かったですし,どんどん好きになってくれて驚いた部分もありました。

画像ギャラリー No.007のサムネイル画像 / [インタビュー]「プラグマタ」の体験版は最もユニークなポイントを楽しめるものに。Switch2版は開発も驚くほどのクオリティを実現

――ゲームが進むにつれて,パズルの難度も上がっていくのでしょうか?

趙氏:
 アクションをしながらパズルを解くため,初めての方は難しいという印象を受けられるかもしれません。これまでの体験版では,「自分でも解ける」という感覚を味わっていただくためにパズルの難度を下げていました。しかし,製品版ではゲームを進めると難度も上がっていくので,その変化も楽しんでいただきたいです。

大山氏:
 開発としては,パズル部分の調整に一番時間をかけているといっても過言ではありません。皆さんにご満足いただけるものになっていると思います。

趙氏:
 パズルゲームは好みが分かれるジャンルです。難度が上がっても,「やりたくないパズルをやらされる」とは感じてしまわないよう,ちょうどいいバランスを取っています。

画像ギャラリー No.008のサムネイル画像 / [インタビュー]「プラグマタ」の体験版は最もユニークなポイントを楽しめるものに。Switch2版は開発も驚くほどのクオリティを実現

――トレイラーには,ニューヨーク風の大都会や猫が登場しています。どのような状況なのでしょうか。

趙氏:
 「プラグマタ」の舞台は月面です。最初から最後まで色のない世界でプレイするのでは飽きてしまいますから,どう解消するかを初期から考えていました。解答のひとつが,トレイラーにも出てきた大都会です。

 「プラグマタ」の世界には,なんでも作れる「ルナフィラメント」という鉱物がありますから,3Dプリンタとルナフィラメントを合わせて地球と似た場所を作ってしまえばいいんじゃないか,というアイデアが出たんですね。ここから,見ていて楽しい空間としての大都会や,猫などを登場させることになりました。

画像ギャラリー No.009のサムネイル画像 / [インタビュー]「プラグマタ」の体験版は最もユニークなポイントを楽しめるものに。Switch2版は開発も驚くほどのクオリティを実現
画像ギャラリー No.010のサムネイル画像 / [インタビュー]「プラグマタ」の体験版は最もユニークなポイントを楽しめるものに。Switch2版は開発も驚くほどのクオリティを実現

――「バイオハザード レクイエム」のSwitch2版は高いクオリティでしたが,「プラグマタ」のSwitch2版はいかがでしょうか。

大山氏:
 現在開発中のロムでも,「バイオハザード レクイエム」と遜色ないレベルに仕上がってきているという手ごたえは感じています。十分に楽しんでいただけるものになっていますので,後日の体験版をお待ちください。

趙氏:
 初めてSwitch2で動かした際も,開発チームの皆が「このクオリティで動くのか」と驚いていました。

大山氏:
 REエンジンとSwitch2の親和性が高く,順調に開発は進んでいます。Switch2版があるので発売や開発が遅れたということもないですし,Switch2版に合わせることで他機種版に影響が出ることもありません。

――これまで何度か発売が延期されてきましたが,その決断に至った背景について教えてください。

大山氏:
 皆さんにお届けするのに十分なクオリティに至っていなかったのが一番の理由です。2020年に公開したトレイラーの時点で「ディアナとヒューという2人の主人公を同時に操作し,ハッキングとアクションで戦っていく」というコンセプトは決まっていましたが,どうゲームに落とし込んでいくかに試行錯誤がありました。その後,パズルとアクションで戦う現在の形を作り上げるのと,バランス調整が延期の理由のほとんどを占めています。

趙氏:
 カプコンは新しいゲームをお届けしたい,新しい要素や新しい体験を大事にしたい,という気持ちが強い会社です。単にどこかで見たことがあるようなゲームであれば,新規IPとして作る意味がありません。ですから,カプコン社内の皆が納得できるようなゲームにするまで時間がかかったというわけです。

画像ギャラリー No.011のサムネイル画像 / [インタビュー]「プラグマタ」の体験版は最もユニークなポイントを楽しめるものに。Switch2版は開発も驚くほどのクオリティを実現

――Steamの体験版は快適に動作していましたが,最適化におけるこだわりや難しかった部分について教えてください。

大山氏:
 ゲームのグラフィックスはこだわればこだわるだけ画質は上がりますが,処理はどんどん重くなってしまいます。そのため,より良いグラフィックスを見てほしいという気持ちをいったん押しとどめ,幅広いスペックのPCで遊んでいただくための最適化を進めました。フレームレートを充分に出せる状態にしてから,グラフィックスの画質を上げていく方向へシフトしました。

趙氏:
 最適化は,フレームレートを最優先として取捨選択を行ってきました。ディレクターとしては捨てにくい部分があったのも確かですが,現状は安定したものとなっています。

――体験版から製品版へのデータ引継ぎはありますか? 例えば,体験版の2周目で登場する「落書きスーツ」は本編でも手に入るのでしょうか?

大山氏:
 データ引継ぎはありません。Steamで先に体験版を配信しているため,引き継ぎがあると家庭用ゲーム機版のプレイヤーさんが不満に思われるかもしれないからです。落書きスーツについて,気に入ってくださったなら積極的にSNSでコメントしていただけるとうれしいです。

趙氏:
 お声が大きければ,この人(大山氏)が多分動くんじゃないでしょうか(笑)。

――ありがとうございました。

  • 関連タイトル:

    プラグマタ

  • 関連タイトル:

    プラグマタ

  • 関連タイトル:

    プラグマタ

  • 関連タイトル:

    プラグマタ

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:12月16日〜12月17日