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App Store Awards,今年のベストiPhoneゲームは「ポケポケ」。紙のカードゲームを原点に,アプリに込めたこだわりを制作陣が語った
セッションでは。「ポケポケ」の開発に至るまでの経緯や,本作ならではのこだわりなどが語られた。
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「ポケポケ」の設計には「Pokémon GO」の影響あり
トークセッションには,クリーチャーズの執行役員である岡本康太氏,クリエイティブディレクターの辻川 亮氏,シニアイラストディレクターの齊藤はる氏が登壇した。
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「ポケポケ」の企画について,岡本氏は「10年近く前から,アプリで『ポケモンカードゲーム』を楽しんでもらおうとする企画があったと聞いてます」と,以前から構想が練られていたことを明かした。
また,2016年にリリースされたアプリ「Pokémon GO」が流行したことから,複雑なゲーム性よりも多くの人々に楽しんでもらうための仕組みを目指す,「ポケポケ」の方向性が形成されていった。
「ポケポケ」のリリース後,岡本氏の両親や学生時代の友人から「アプリを始めたよ!」といった連絡が来たことで,「ポケモンカードゲーム」制作時代にはなかった世間の反響を感じたという。
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一方,本作の制作で困難だったこととして,齊藤氏は「(イラストレーターを)100名ぐらいの方を増やしたので……非常に大変でしたね」と振り返った。
紙のトレーディングカードの魅力をアプリでも
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とくに高レアリティのイマーシブカードの演出は,「アニメーションや動画として提供するのではなく,カードの中に入る体験として提供できないか」という提案から,演出の方向性が形作られたという。
サウンドにもこだわり,グラフィックスと同様に紙のトレーディングカードの音をいかに再現するか,試行錯誤を重ねたとのことだ。
中でもカードパックの「パリパリ」と鳴る開封音について,「国ごとに違う素材(ビニールフィルム)を使っているので,音や触り心地も全部違う。(各国版の開封音の)サンプリングを大量に使っています」と齊藤氏は熱弁を振るった。
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サウンドには歴代の作品を愛するファン向けのこだわりもある。「ポケポケ」のパック開封が可能になったときのスマホ通知音は,「初代『ポケットモンスター赤・緑』の音を参考にしっかり入れ込んで,ポケモンのファンにもグッと来るような音を毎日届けられるように」(齊藤氏)なっている。
トークセッションの終盤,辻川氏から今後の展望が語られた。「『ポケモンカード』の魅力を拡張できた1年だったかなと手応えを感じています」と振り返ると,「アナログの良さを担保したまま,2年目もデジタルの要素を加えることで,遊びの幅が広がるという確信は得られた」と方針を明かした。
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また,並行して「単なるアプリに留まらず,コミュニケーションツールのような形で価値を高めていくことができたら」といった展望も示した。
紙とデジタル,それぞれの醍醐味を追い求めていく「ポケポケ」は,引き続き目が離せない作品になりそうだ。
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Pokémon Trading Card Game Pocket
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- ライター:F5/菊地将平
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ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
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