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[プレイレポ]「バイオハザード レクイエム」で描かれる洋館の恐怖という原点。閉鎖空間で逃げ回ることしかできない無力感を体験
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印刷2025/08/20 20:00

プレイレポート

[プレイレポ]「バイオハザード レクイエム」で描かれる洋館の恐怖という原点。閉鎖空間で逃げ回ることしかできない無力感を体験

 カプコンがドイツのゲームイベント「gamescom 2025」に出展している「バイオハザード レクイエム」PC / PS5 / Xbox Series X|S)のプレイレポートをお届けする。

画像ギャラリー No.012のサムネイル画像 / [プレイレポ]「バイオハザード レクイエム」で描かれる洋館の恐怖という原点。閉鎖空間で逃げ回ることしかできない無力感を体験

 なお,今回の試遊内容は,6月にアメリカで開催されたイベント「Summer Game Fest: Play Days」のものと同じで,4Gamerも取材記事を掲載している。あらためての紹介となってしまうが,今回はムービーを撮影できたので,実機映像を楽しみつつ,読み進めていただきたい。


 「バイオハザード レクイエム」は,2026年2月27日の発売が予定されているバイオハザードシリーズの最新作だ。今回の試遊バージョンは,主人公のFBI分析官「グレース・アッシュクロフト」がいずこかに囚われたところから始まる。

 四肢をベッドに縛り付けられて逆さ吊りにされた状態で,さらには腕から血を抜き続けられている。この状態になる前に何が起こったのか,どんな理由で誰に何をされているのか,プレイヤーもグレースもまったく分からず困惑している状況だ。

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 どうにかして拘束状態を抜け出し,周囲を探索すると,どうやらここが古びた病院らしき建物であることが分かる。周囲は闇に包まれており,非常灯や,窓から差し込んでくる光だけが病院の中をおぼろげに照らしている。

 手にしたライターの炎がほんのわずかだけ闇を退けてくれるが,その頼りなさはかえって周囲の暗さを際立てることにもなる。病院といっても現代のような機能性一辺倒の造りではなく,石造りの暖炉や装飾付きの扉など,古びた洋館のような調度が見られる。薄暗い中には,ただただ不気味さばかりが漂っている。

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 洋館の恐怖というのはバイオハザードシリーズの原点であるが,ここに一人称視点でのプレイという要素が加わることで,恐怖体験への没入感がより高められている。

 照明が消えた,どこかで物音がした,ライターの火が少し揺れた……など些細な異変が起こるたび,恐怖におびえながら周囲を見回す。一人称視点で遊ぶ本作は,本当に自身が現場にいるような臨場感,恐怖体験を味わえてしまう。

 なお,今回の試遊機会でも用意されていたが,本作は一人称視点と三人称視点をリアルタイムで切り替えられるようになっている。怖すぎるのはちょっと苦手で……という人や,広い視点でアクションを遊びたい人は三人称視点を活用して遊ぶといいだろう。より恐怖体験を楽しみたい人には,もちろん一人称視点がオススメだ。

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 カプコンは本日,2026年2月27日に発売を予定しているサバイバルホラー「バイオハザード レクイエム」最新情報を公開した。本作のゲームプレイでは,一人称視点と三人称視点をリアルタイムに切り替えられる。自分のプレイスタイルにあわせて視点を切り替えながら,先の見えぬ恐怖に立ち向かうのだ。

[2025/06/12 10:57]

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遺体を見て「感染している」と呟くグレース。果たして何があったのだろう?
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 そして,今回の試遊範囲のグレースは徹底的に無力である。クリーチャーに対して戦う武器があれば精神的な支えにもなるが,所持品は気をそらすために使う「空き瓶」や少量の回復アイテム程度しかない。

 それでいて,相対するのはグレースをひと飲みにしてしまいそうな巨大な人型クリーチャーで,真正面から遭遇すれば当然ひとたまりもない。必然的に見つからないよう逃げまどいながら,探索を進めなければならない。

建物には巨大なクリーチャーがうろついている
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手に入るのは空き瓶などの武器にならないアイテムばかり
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 そしてこの巨大なクリーチャーだが,見た目の不気味さや得体の知れなさが合わさり,強烈な恐怖体験を演出してくれる。オマケにゾンビ的な雑魚敵ポジションかと思いきや,2回も攻撃アクションを食らってしまうと即ゲームオーバーになるのだから恐ろしい。

 また,音を立てると近寄ってくる習性を持ち,探索中にやむなく大きな音を立ててしまうシーンがあるのだが,そのときの焦燥感はかなりのもの。閉鎖空間で襲われる恐怖に耐えつつ,探索を進めるという恐怖体験は,「バイオハザード7 レジデント イービル」に近いものを感じられた。

探索中にワゴンを動かして音を立ててしまうシーン。窓の外から接近するクリーチャーの姿が……
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 原点回帰のホラー感,シリーズとしては新しい世代に属する一人称視点,無力な主人公……とさまざまな要素が入り混じったゲーム内容を,現行機向けのフォトリアルなグラフィックスが描いている本作。発売日である2026年2月27日までには少し間があるが,今からその日が楽しみに感じられる試遊体験となった。

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「バイオハザード レクイエム」公式サイト

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    バイオハザード レクイエム

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