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ゼンマイロボットが住む世界を描いたパズルアドベンチャー「WINDER」のプレイレポートをお届け[BIC2025]
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「WINDER」の舞台になるのは,何もかもがゼンマイ仕掛けの機械で構成された世界だ。ゼンマイロボットである住民たちは,背中のネジを他人に巻いてもらわないと,いずれは動けなくなるのにも関わらず,お互いに無関心になってしまった。プレイヤーは彼らの感情や心の傷を,内面の世界を通じて体験し,共感することで,人々を助けていくという。
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ゲームが始まると,主人公のロボットを操作して,薄暗い路地を進んでいく。途中にあるスチームを吹き出す機械は,ネジを巻くことで止めたり避けたりできるのだが,“何かを操作するときは,ネジを巻く”がゲームの基本になっていることが分かる。
進行は基本的に一方向だが,状況によって画面の角度が変化したり,進行方向が縦から横に変わったりといった変化があり,飽きさせない工夫が見られる。
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やがて大通りに出たところで,動かなくなった街灯のネジを巻いて復旧させると,突然巨大な動物型のロボットが襲ってきた。戦うすべは何もないので,ここは逃げるしかない。
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なんとか逃げおおせた先で,ようやく自分以外の人(ロボット)がいる場所に出る。そこで,友人らしいロボットが,黒いモヤを背負って歩いているのを目撃する。ゼンマイが止まりかけなのだろうか? 駆け寄ってネジを巻こうとするのだが,振り払われて拒否されてしまう。
そんな彼を追いかける主人公だが,途中で遭遇する困っている人々を助けながら進むため,まったく追いつけない。
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なんとか追いかけていると,どうやら会社のような大きな建物に入っていったらしい。さらに追いかけたいのだが,何やら怖い&強そうなロボットが侵入者を監視している。捕まればどうなるのかは明確に示されないが,丸ノコのような音がするので,なんとなく運命は分かる。そうなると,チェックポイントからやり直しだ。
ともあれ,遮蔽物をうまく利用して,見つからないように建物に入って奥を目指すのだが,ここは,とにかくスニークギミック満載のエリアになっていた。
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そうこうするうち,建物の屋上でようやく友人に追いついた。彼はいろいろと思い悩んでいる様子だ。すぐ横にはフェンスを乗り越えられる脚立が置かれていて,いろいろと危ない。
なんとか後ろから近づき,友人のネジに触れると,主人公は友人の内面の世界へと入ってしまい……といったところで実に1時間近くプレイしており,ここまでとなった。このあとは,どうにかして友人を内面から癒して救うといった流れになるようだ。
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静かなBGMと,もの悲しさを感じるナレーションがいい雰囲気で,ヘッドフォンでのプレイを推奨したい本作。この段階で,ゲームの50〜60%を進めているそうだが,ゲーム内容は今後も追加していく予定とのこと。
もともと「WINDER」は,15人の大学生が卒業制作として開発中のタイトルで,Steamでのリリースは決まっておらず,Stove Indieでの展開を予定している。いずれ,(日本語サポートの有無はともかく)Stove Storeでリリースされるはずなので,続報にも注目してほしい。
「Stove Indie」は,創作者とユーザーが共に成長するインディーゲームプラットフォーム。開発支援に対する思いなどを聞いた[G-STAR 2024]
![「Stove Indie」は,創作者とユーザーが共に成長するインディーゲームプラットフォーム。開発支援に対する思いなどを聞いた[G-STAR 2024]](/games/999/G999905/20241117010/TN/004.jpg)
韓国のゲームショウ「G-STAR 2024」で,Smilegateが展開するゲームプラットフォーム「Stove Indie」について,統括理事のヨ・スンファン氏に話を聞く機会を得た。インタビューでは,Stove Indieの目指すエコシステムや,Smilegateのインディーゲーム支援に対する思いを語ってくれた。
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- 編集部:Akasaka
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