「ギターヒーロー」のRedOctane Gamesが15年ぶりに復活。ギターコントローラを使った新作リズムゲームの開発に意欲を見せる

　RedOctane Gamesは本日（2025年8月7日），2010年の廃業から15年ぶりにスタジオが再興したことをアナウンスした。あわせて，ギターコントローラを使った新作の開発に着手していることが明らかになった。


　RedOctane Gamesは，1999年にアメリカのカリフォルニア州で周辺機器メーカーとして起業したメーカーだ。2005年にHarmonix Music Systems（現Harmonix）が開発していた「ギターヒーロー」のパブリッシャを担当し，専用コントローラやゲーム開発の投資を行った。
　北米では2006年までのPlayStation 2プラットフォームで第2位の売り上げを記録。その年にはActivisionに買収されてシリーズの開発を続けたものの，ジャンルの人気が急落したこともあり，2010年にスタジオは閉鎖されている。

　新生RedOctane Gamesを率いるのは，Activisionの子会社となった以降にプロデューサーを務めていたサイモン・エベジャー（Simon Ebejer）氏。最近では，Blizzard Entertainmentの運営担当副社長として「Diablo IV」の開発を率いていた人物だ。
　また，「DJ Hero」などリズムゲームの開発に関わっていた古参のゲームデベロッパに加え，ゲーマーコミュニティのメンバーも参加しているという。
　さらに，旧RedOctane Gamesの創業者であるチャールズ・ファン（Charles Huang）氏，およびカイ・ファン（Kai Huang）氏も特別顧問として加わったことがアナウンスされている。
　なお，今回の再興にあたっては，Embracer Freemodeの投資を受けているとのことだ。

　新作についての詳細はアナウンスされていないものの，新作周辺機器を含めた新たなプロジェクトである可能性もあり，再びギターリズムゲームのジャンルに息が吹き込まれることになりそうだ。

「RedOctane Games」公式サイト